Misekai BLOG

中高生たちが「他者の体験と語りに触れる時間」にこそ価値がある

こんにちは!Misekai代表の綿貫竜史です。

Misekaiでは「リアルな世界を捉えて語る力」を身に着けることを教育プログラムの一つの柱にしています。

では、いったいそれはどんな力なのでしょうか?

 

自分の具体的な体験を引き出して、独自の解釈をつくれること

 

これこそが、「リアルな世界を捉えて語る力」の正体なんじゃないかと思ったりしてます。

 

これは、自分が何者なのかに気付き、自身のアイデンティティーを模索する営みと近いような気もしています。

 

 

自分がどんな体験をして、そこにどんな意味を見出したのか。

そこで見出した意味と学びは、どのような新しい自分を見つけ、あるいは過去の自分をアップデートしたのか。

 

教育の現場では「自己肯定感」という言葉が重要視されますが

まさに、自分の具体的な体験を引き出して、独自の解釈をつくるという営みは、

自分自身の存在に意味を見つけ、自己肯定感をつくり出すうえで大切なプロセスなんじゃないかと思います。

 

そして、この起点をつくってくれるのが他者の体験と語りに触れる時間なんじゃないかとも思います。

 

人がどんな体験から何を学んだのか。

どんな体験を、どんな言葉で語るのか。

 

人の体験に触れるから、自分も似たような体験をしていたことに気付くし、

人の解釈に触れるから、自分の体験もそうやって解釈できることに気付くし、

人の語りに魅了されるから、私もその言葉で自分自身を語りたくなる。

 

他者の体験と語りに触れる時間には、自己を理解するための大切な営みが隠れているのかもしれません。

 

Misekaiが提供するグローバル教育、あるいは中高生向けの教育プログラムも同様に、他者理解や異文化理解を通じてどんな新しい自分自身を発見するのかを大切にしています。

 

未知の自分を発見することこそ、Misekaiがつくりたい教育だったんじゃないかと思います。

 

僕が好きな言葉に、「Beyond Me」という言葉があります。

 

「私の理解の範疇を超えている」「とうてい理解できないよ!」という意味なのですが、

未知との遭遇こそ、自分を超えていくチャンスなんじゃないかと思います。

 

Misekaiはそんな教育を大切にしていきたいと思ってます。

 

 

最後までご覧いただきありがとうございました。