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ザンジバルにある奴隷市場に行ってきた!

こんばんは!Misekaiの鶴本詩織です。

ザンジバルきてからずっと気になってて行ってみたかったSlave Marketに行ってきました!

なんとこの奴隷市場は1830年から約150年前の1874年まで実際に奴隷が売買されていた場所で

約70,000人の人達が奴隷としてザンジバルに収容されていたみたいです。

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このエリアには教会があって、その真ん中に連れてこられた奴隷たちは

ムチで何度も叩かれ、泣いた場合は低い値段で売られ

タフな奴隷ほど高い値段で売られていたそうです。

 

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女性と子供たちは高い値段で売られ

お金持ちの女性のところに生まれた赤ちゃんたちにミルクをあげる奴隷として売られていたみたい。

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実際にチェーンで繋がれた奴隷たちの銅像も外にあったりしてかなりリアルでした。

奴隷たちのその時の感情は想像すらもできないけど

ストーリーボードで読んだ中で

奴隷の子供たちが白人や奴隷を監視する人達への悪口を歌にして

労働中にそれをみんなで歌っていたっていうのを見て

辛い奴隷生活の中で少しでも希望を持って生きていたんだなって心が痛みました。

 

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あとは奴隷の親子を買いにきた外国人が服も着てないボロボロの女の人の口を開けて

歯があるかどうか、骨はしっかりしてるかどうかをチェックしている絵もあったりして

かなりショッキングな内容でした。

 

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奴隷だちがマーケットで売り出せれるまで実際に収容されていた場所は

この教会の地下にあって、トータルで15部屋あったらしいのですが

今残されているのは2部屋でガイドさんが案内してくれました。

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一つの約8畳くらいのサイズの部屋には男の人が75収容されていて

出せれるものはフルーツと水のみ。

窓もかなり小さいし

年中常夏のザンジバルのこの暑さで足も広げられない状況。

トイレはなんと下にある溝にしていたそう。

もう一つの部屋は女性と子供が収容されていて

外で売り出される時間になるまでここに待機していたらしいです。

 

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同じ人間なのになんで奴隷売買なんて起きたんだろうと今でも不思議で仕方がありません。

もちろん肌の色や人種差別、宗教やカルチャーの違いはたくさんあって、

世界の全員が理解し合うことはほとんど不可能だけど

せめて同じ人間として平等に扱われるようになったら人身売買や紛争もなくなるんだろうな。

自分も偏見や間違ったイメージを直して行かないとなあと思いました。

 

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