Misekai BLOG

昔を知ることの大切さ

今、読んでいる本の一冊に「ゾミア」というものがあります。

 

東南アジア地域に広がる多くの民族を概念的にまとめた呼称なのですが、この本の中で面白かったことがあります。

 

それが、ほとんどの土地が国家に属しているのはすごく最近の現象だということです。

 

逆に言えば、植民地以前の王国などは山岳地域などには支配を及ばせられず、緩衝地帯が存在していました。

人々はそこに逃げ込んだり、うまく活用しながら支配を避けていたと言われています。

 

今の国家統治システムを見ているとなかなかその視点は持ちにくいのですが、実態を見ると確かにその名残があるような気がしています。

こうした気づきを、また様々な形で授業にしていくことも面白いなと思っています。