Misekai BLOG

水と大地の「バングラ」は、どこまでを指すのか?

「我が黄金のベンガルよ」

 

おはようございます。Misekaiの稲川です。

 

「我が黄金のベンガルよ、私はあなたを愛しています。」

 

これはバングラデシュの国歌であり、ベンガルの土地に広がる自然と雄大な大地を高らかに謳っています。

作詞はタゴールと呼ばれる詩人であり、思想家によるものです。タゴールはアジア人初のノーベル賞を受賞した存在としても有名です。

 

バングラデシュでは、いろんな「ベンガル」が存在しています。とっても興味深いです。

 

例えば、「ベンガル(バングラ)」といえば大地や自然を含んだ地域的な概念に近いですし、そこに住む「ベンガリ」は人々を表します。実はその地域的・民族的広がりは国境線とは必ずしも一致しません。たった120年前、1900年のベンガル地域には、もっと地理的に広い「バングラ」が存在していました。

 

あまり細かく話しても朝の爽やかな空気にそぐわないので、このあたりにしておきおます😊

 

日本ではなかなか馴染みのない考え方かもしれませんが、私はこうした民族や地理の境界線の複雑さはとっても興味深く、かつ重要だなと思います。