Misekai BLOG

海外から帰ってきてからが本当のグローバル教育

みなさん!おはようございます。Misekai代表の綿貫竜史です。
今日は私がバングラデシュのインターンから帰国してからずっと考えてきたことを少し書こうと思います。

バングラデシュのインターン中に僕の心の中に響いた言葉に「どんなに豊かな経験をしてもその学びはいつか風化する」という言葉があります。

汗水流して学んだベンガル語も、一瞬にして場の空気を変えて人の懐に入っていく感覚も、自分自身を成長させてくれた言葉たちもほとんどが風化していきます。だからこそ、日本に帰った後、バングラデシュで得た学びにどうやって楔を打ち込むかということを毎日のように考えていました。

これまでのグローバル教育は、日本で多言語と異文化を学び、海外に飛び出すまでのアプローチが大半を占めてきました。

しかし、海外でどれだけ豊かな経験を積んでも、好きな国と関わり続けながら仕事をしていける機会は残念ながら今の日本には多くありません。

また、海外で得た経験を日本の学生に伝えていく単発の講演会はたくさんありますが、海外で活動をする人たちが教育の現場で学生たちと関わり続ける機会はなかなかありません。

これから海外を目指す学生たちにとって、海外で関わり続ける若いロールモデルはたくさんいるはずなのに、彼らが交わり続ける機会がありません。

海外から帰ってきた人たちが世界で学んできたことを次世代に教え続ける機会がない、自分が好きだった国と関わり続けられる機会がない。

グローバル化が叫ばれる時代ですが、日本にグローバル教育が普及しない原因がここにあることを実感しました。

Misekaiでは、これから海外に飛び出す人たちへのグローバル教育コンテンツはもちろんのこと、海外から帰ってきた人たちが、その豊かな体験をもとに人々を魅了する授業をつくり、実際に学校現場や青少年育成プロジェクトなどで講演をし、海外スタディーツアーに参加する人たちの体験を創りながら、学びに楔を打ち込んでいくコンテンツを提供しています。

世界を知り、世界を体験した若者は、いずれ世界を教え、世界の体験を創り、日本を変えていくグローバルリーダーへと進化していきます。

これこそがMisekaiが目指す新しいグローバル教育です。

グローバル化が叫ばれるもののグローバル人材がなかなか育たない。少子化が叫ばれて若い人材が不足している日本社会だからこそ、いま海外を経験した若い世代が立ち上がる時だと思います。

Z世代が世界を学び日本を変える。

見たことない未世界を日本社会につくります。

今日もご覧頂きありがとうございました(^^)